私たち日本人にとって身近な日本茶ですが、種類豊富にあるのでどの種類にしようか悩みますよね。商店街にはそんなお茶やお茶の道具についてとても分かりやすく教えてくれるお店がありますよ。日本茶って用意とか少し大変そう・・・なんて思っている方も、ここでお話を伺ったら、きっと急須で入れるお茶が身近なものに感じるようになりますよ♪
南新町商店街で日本茶・茶道具を専門で取り扱う「ますや雲湧堂」は、この地で江戸時代から続く老舗です。京都や日本各地に赴いて茶器の仕入れ、買い付けを行っているそうです、。中古の商品のお取り扱いもあって、本当は何倍もするような希少な茶器にお値打ち価格で出会えることも。
店頭には急須をはじめ、様々な種類の茶器があり、お店に入るとすぐ右手の棚に沢山のお茶が並んでいます。
その中でも特に人気なのは「阿波番茶」!
袋にたっぷりと入っているお茶は、徳島の那賀町あいおいの阿波番茶農家さんで作られているもので、今は生産者が少なく非常に希少なお茶です。
「阿波番茶」の最大の特徴は、乳酸菌を使って茶葉を発酵させた発酵茶であるということ。しっかり大きくなるまで育てた茶葉を使い作られる「阿波番茶」は、県外からも求めて購入に来られる方もいるそうです。赤ちゃん、妊娠中の方も安心して飲めるノンカフェインのお茶であり、更に腸内環境改善にも強く働くそうなので、便秘やダイエットの強い味方でもある万能茶です。
飲み方は、急須に熱湯を注いだらそれでOK!もしくはヤカンで茶葉ごと沸かしても美味しく頂けるそうですよ。
煎茶の中で一番人気は「特上煎茶」。京都の深蒸し茶で、茶葉が小さく濃い目に出るお茶です。熱湯を少しだけ冷ましてから入れるとバッチリ!
また、「傾峰」というお茶は香川県民に馴染んでいる”高瀬茶”です。あっさりしていて飲みやすく、こちらのお茶も地元の方々には需要が多いとのこと。急須に熱湯を注いで入れるとちょうどよい濃さでいただけますよ。
日本茶はちゃんと淹れないといけないんですよね?なんて最初は聞いていた取材班でしたが、どのお茶も急須が一つあればOK、飲むカップは何でもいいからチャレンジしてみたら?と優しく教えていただき、これからの冬のお供に早速急須が欲しくなりました。
そんな「ますや雲湧堂」では、店頭で美味しいお抹茶をいただくこともできますよ。
”抹茶一服 二百圓”
20年ほど前から変わらずこの価格で提供されていて、一年中いつでもいただくことができます。茶釜と柄杓を使ってお湯を注ぎ、丁寧に点ててくださるお抹茶をお茶菓子と一緒にいただきます。お茶菓子から食べる理由は、口の中が甘くなりお抹茶をより一層美味しくいただけるそうですよ。香りがよくまろやかなお抹茶、とても美味しくいただきました。
お抹茶のお湯を沸かす茶釜ですが、七輪の炭火でしかわ湧かせないと思っていたところ、何とIHでも沸かせることを知り大変驚きました。茶釜で沸かすと適度に鉄分をとることもでき、体にもいいので、デイリーユースにもおススメとのこと。素晴らしい先人の知恵ですね。
ぜひお気軽に入ってみてください。
お茶のこと、ビギナーにもとっても分かりやすく教えてくれますよ♪
この冬はあったかい日本茶で寒さを乗り切っちゃいましょう!